●遺伝子とは?遺伝子とは遺伝形態を規定する因子であり親から子へと遺伝する、あるいは細胞から細胞へと伝えられる形質(性質)を決定する因子のことです。
ヒトをはじめとし、動物、植物、細菌など全ての生物はそれぞれの姿、形、性質を親から子へと次世代に伝える仕組みを持っています。全ての生物の構成単位は細胞からなり、どんな生物の細胞も基本的な構造はほとんど同じようなものです。細胞膜に包まれた細胞の中には核があり、核の中には染色体が入っています。この染色体に「親から子へ遺伝する」という形で受け継がれていく遺伝の基本単位、すなわち「遺伝子」が含まれています。遺伝子の本体は「DNA(デオキシリボ核酸)」という物質でできています。
DNAはA(アデニン)、T(チミン)、G(グアニン)、C(シトシン)と呼ばれる4種類の物質(塩基)がたくさんつながり、1本の鎖のような形をしています。この塩基の並び方が一種の暗号になっており、例えば、G-T-Cという並び方は、「グルタミン」というアミノ酸を意味します。このように、塩基3個の並び方が1つのアミノ酸に対応しており、この暗号どおりに、アミノ酸をつなげていくと、最終的に蛋白質ができあがります。蛋白質は生物の発生・分化・成長等の調節をしたり、酵素などとして働きます。
●体質遺伝子(検査)2004年3月に終了したヒューマンゲノムプロジェクトによると、我々人間は約2万600個の遺伝子から構成されていることが分かりました。目の色や体型など親から受け継がれて実際に観測できる遺伝子に対して、近眼、肥満や糖尿病など症状や病気の発症などを左右する「体質」として目に見えない部分を決定する遺伝子を体質遺伝子といいます。
我々の体質を左右する遺伝子は0.1%程度の200〜300個程度あるといわれており、これら体質にかかわる遺伝子(体質遺伝子)は科学の進歩で調べる事が可能になりました。実際は個々の遺伝子の核酸の配列を調べて、「遺伝子変異=並び方が入れ違っている」を実測する事で体質遺伝子の影響度を測定します。
●遺伝子検査遺伝子検査は食品鑑定、身元判定、薬物代謝判定、親子(親族)鑑定、遺伝子保存、先天性障害(ダウン症など)の診断や体質遺伝子の検査など様々な形態で行われ、用途も異なります。検査も血液採取、口腔粘膜、髪、爪、など方法も異なります。多くの検査は大学病院、医療機関や遺伝子研究ラボなどで行われますが、わが国では一部の検査が在宅検診でも受けられます。
●栄養遺伝学栄養(Nutrition)と遺伝学(Genetics)を合体した学問のことを言います。英語でNutrigenomicsと呼ばれております。米国ではUC Davidが栄養遺伝学学会の窓口をつとめており、毎年多くの研究者が論文を発表しています。栄養遺伝学ではそれぞれの栄養素の代謝に関係している体質遺伝子の機能とその変異度合いを調べることにより遺伝的にどのような栄養素が不足しやすいのかを科学的に調べ、生活習慣で栄養素や行動を変更することでテーラーメイドの予防を図るのが目的です。
●遺伝子診断近年、遺伝子を調べて病気を診断する遺伝子 診断が急速に普及してきています。 ・本人が将来どんな病気にかかるか確率を調べる (体質遺伝子検査)
・子孫に障がいの出る確率を調べる
・出生前の胎児の遺伝子を調べる
・腫瘍が悪性か否かを調べる
・病原体の種類を調べる
ことをさします。遺伝子診断によって、その人が将来病気にかかりやすい確率が出たりすることから、中絶問題、プライバシー問題、健康保険に入れなくなる可能性、就職差別、などいろいろ深刻な問題にも繋がるケースがあるので、国が定めているガイドラインを重視してそれぞれの検査を行われるのが基本となっています。
●肥満遺伝子体質遺伝子の分野の中でも注目を浴びているのが肥満遺伝子検査です。肥満遺伝子とはわれわれの体内のエネルギー代謝を調整する体質遺伝子の一つです。つまり、個々のエネルギー代謝が遺伝的な側面から異なることにより、太りやすい、もしくは痩せやすいなどの症状が現れやすくなります。また、太る要因が糖代謝や体温等なども肥満遺伝子を調べることによりわかりやすくなり、ダイエットや体重管理などを試みている方々には有効的な検査です。
現在において約50種類以上の肥満遺伝子が発見されており、その中でも日本人の97%がβ3AR,UCP1とβ2ARの遺伝子変異が存在することが分かっています。
>>『マトリックスダイエット 肥満遺伝子 検査キット』について詳しく知りたい ●ヒトゲノムプロジェクト国際ヒトゲノムプロジェクトは、ヒトのゲノム(全遺伝情報)配列にあたるDNA(ゲノムDNA)の30億塩基対を解読し、全塩基配列を決定することを目標にした計画です。1986年に国際的に検討がはじまり、当初2005年までの15年計画とし、ヒトゲノムの地図作製、ゲノムDNAの配列決定、ゲノム情報解読の3つのフェースに分けられました。国際ヒトゲノムプロジェクトは米国、英国、日本、フランス、ドイツ、中国ですすめられ、2003年4月14日にヒトゲノム解読完了宣言をしました。
●DNAチップ遺伝子解析方法の一つとしてDNAチップがあります。DNAチップとはガラスなどの基板の上に多種類のDNA断片や合成オリゴヌクレオチドを貼り付けた物で、 たくさんの遺伝子の発現(働き具合)を一度に測定したり、特定の遺伝子がゲノムに存在するかどうか、 変異を起こしていないかどうかなどを調べる目的に使われます。最近になって、DNAチップは数多くの遺伝子を一度に細胞に導入してその効果を調べることに効率が高いことから、同時多数解析を行う目的として使われるようになりました。
●遺伝子組み換え一般的には自然体として発現してる遺伝子配列を人工的に操作した産物、食品などを表す用語として知られています。その目的は産物の耐寒性強化や産物量を増やすことなどが目的になります。
遺伝子組換食品とは細菌などの遺伝子の一部を切り取って、別の生物の遺伝子に組み入れたりすることができるようになりました。そうした遺伝子組み換え技術で作り出した作物や、その作物を原料として使った食品を遺伝子組み換え食品と呼びます。
遺伝子組み換え技術を応用した食品は、除草剤耐性の大豆や殺虫性のトウモロコシなどの農作物と、遺伝子組み換え大腸菌に作らせた牛成長ホルモンのように、組み換え体そのものを食べない食品添加物のようなものに分けられます
●遺伝子型ダイエット肥満遺伝子の形態からどのようなダイエット方法が理想かを導いたのが「遺伝子型ダイエット」です。従来のダイエットは低インスリン、低脂肪、高たんぱくダイエットなど様々な方法や商品を活用して実践されますが、どの方法も全員に効果的ではないのは言うまでもありません。ダイエットの失敗率やリバウンド率が高いのはそもそも遺伝的な側面を無視してダイエットを実行している所にあります。
遺伝子型ダイエットでは体の本質的の部分、つまり、自分の肥満遺伝子形態を知った上で、自分に最も合った方法を導くためのダイエット理論です。
●SNP(スニップ)(Single Nucleotide Polymorphism:スニップ)DNA配列には「SNP」(スニップ)と呼ばれるわずかな個人差があり、この個人差と様々な病気との関連が注目されています。
シングル・ヌクレオチド(塩基)ポリモルフィズム(多型)の略称で、「一塩基多型」とも呼びます。遺伝子の塩基配列が1カ所だけ違っている状態を指します。SNPのタイプにより、遺伝子を元に体内で作られる酵素などのタンパク質の働きが微妙に変わります。これにより、病気への罹り安さや医薬品への反応が異なります。 ヒトの場合には約30億個の塩基があり、1000〜2000個に1個の割合で、SNPが存在します。
遺伝子検査の種類 ●肥満遺伝子検査人の遺伝子は約2万6000個の遺伝子から構成され、そのうち肥満に関係するものとして現在50種類もの肥満遺伝子が発見されています。日本人の97%が保有する3種類の肥満遺伝子を検査し、体のどこに脂肪がつきやすいか等がわかります。
●体質遺伝子検査肥満遺伝子、アルコール関連遺伝子、毛髪関連遺伝子等を検査。
検査だけでなく食品の販売や、エステ等のサービス提供を実施。
●DNA親子鑑定裁判所、弁護士等の依頼によりDNA多型を解析し、親子関係等を鑑定。
●DNA保存不測時の個人同定のためにDNAを保存したり、個人の形見や恋人の記念としてペンダント等に保存。
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